フてきなかたおもい



Happy Wedding

私は披露宴に参加。
彼は二次会に参加。
同じ結婚式に参加しながら、すれ違い会わないはずだった、私達。



数年前に退社したあのコの結婚式、披露宴に招待されたのは、会社関係では私を入れて4人。
二次会には10人位参加予定になっていたけれど、私は不参加の予定だった。

開始時間まで3時間以上もインターバルがあるというのがひとつめの理由。
ふたつめの、本当の理由は、あの人が来るから。

あの人は、やはり数年前に退社した女性で、彼の部署のアシスタントで、彼に"公然と"片想いしていた彼女は、彼と親しい私を目の敵にしていた。それこそ、私には信じられないような大人気ない仕打ちを、何度となく受けた。

彼女が第二子の出産とともに退社したときは、もう会わないですむ、と心底ほっとしたものだ。

だが、その彼女が二次会に来るという。
しかも、彼もそこにいる。
出席して楽しいはずがない。

欠席すると告げた時の彼は大層不満そうだったが、まあ仕方ないかな、と思い直したようだった。


なのだが。

披露宴終了後のひょんな流れから、結局私も二次会に参加することになってしまった。
会場で私を見つけた彼は、一瞬目を見張ったが、すぐに柔らかい笑顔を浮かべた。
でも、私に話しかけてくることはなかった。
もちろんあの人の視線を意識してのことだ。

思ったとおりのいたたまれない時間が始まったのだが、意外なことが起こるものだ。
「おひさしぶり。」
あの人が私に話しかけてきた。
他愛もない挨拶と世間話でやり過ごそうとしたが、思いがけず話しがはずみ、しかも彼女の悩みの相談まで受けてしまった。

2時間のパーティーのうち、1時間近く、彼女と話した。

彼は離れたところから、そんな私達を時々眺めていたようだ。


会がお開きになり、みんなで駅に向かう路上で、今日初めて彼が私に話しかけてきた。
結婚式とも、あの人とも、全く関係ない話で盛り上がる。
気づくと他の人たちより三歩前を、いつものように寄り添い気味に歩いていた。

まずいかな。

恐る恐る振り返ってみたが、あの人は、ニコニコ笑いながら私達二人を見ていた。


私と彼の間の壁がまたひとつ、静かに消えてなくなった。
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by 164_jun | 2006-01-15 00:00 | | Comments(0)
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ヒトヅマですが片思い中。彼のLaylaになりたいな。
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お互いを好きになったり他の人に恋をしたりの繰り返し。
そんな彼と私の10年間のあれこれをとりとめもなく綴っているBlogです。

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